片腕の彼に恋しちゃいました。
〈杏李ちゃんには
本当に感謝だよ。
槙斗のことを、
そんなにも思ってくれてるなんて。〉



「思ってるというか、
大切な友達だから。
当たり前のことですよ。」



〈ありがとう。
杏李ちゃんにもう一つ
お願いがあるんだけど。〉



「何ですか?」



〈槙斗が退院してからのリハビリに、
杏李ちゃんも付き合ってくれないか?
槙斗も、その方が
頑張ってくれると思うんだ。〉



「…はい。
マキが頑張ってくれるなら。」



〈ありがとう。
では、私も失礼するよ。
槙斗のこと、よろしく頼む。〉



「はい。」



お父さんとの会話が終わっり、



ジュースを飲んで



病室へと戻った。
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