片腕の彼に恋しちゃいました。
〈…何処…行ってたんだ?〉



「喉渇いたから
ジュース飲んできただけだよ。」



マキはまだ少し息が上がっていた。



「もう少し寝てもいいんじゃない?
具合悪くない?」



〈眠くない…。
杏李ちゃんに…、
一緒にいてほしい。〉



「いるじゃん、一緒に。
後で先生来るんじゃない?
ちゃんと寝てないと。
私、お昼ご飯買ってくる。」



〈わかった…。〉



私はスーパーに向かった。
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