片腕の彼に恋しちゃいました。
〈マキの体調どう?〉



「体調はいいんだけど…。」



〈………?〉



「……麻痺が残ったの。」



〈…麻痺?〉



「右側の手足が
思うように動かないみたい。」



〈…そう。〉



「でも、リハビリをすれば
日常生活には問題ない位まで
回復できるって。」



〈そっか。
じゃあ、マキにリハビリ
頑張ってもらわないとな。〉



「うん。」



私が昼食を食べている間、



優太と公矢は気を使って



しゃべり続けてくれた。



私が思わず笑ってしまうような話ばかり。





〈じゃあ、帰るわ。〉



「ありがと。」



〈おぅ!〉



優太と公矢は帰っていった。
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