片腕の彼に恋しちゃいました。
このあとも



男四人でガヤガヤ盛り上がっているのを



私は笑顔で見ていた。



〈やばっ!もうこんな時間!
バイト遅れる!〉



騒ぎ出したのはマキだ。



〈あ〜!杏李ちゃん、
一人で帰れる?〉



「え!マキについて来たから
道わかんないよ!」



〈どうしよ!
じゃ、峻稀に送って貰って!〉



『……は!?
こいつんち、知らねーし。』



〈俺らがこの前いたスーパーの裏だよ!
頼んだよ、峻稀!〉



『おい!』



峻稀の呼びかけも無視して


走って出て行った。
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