片腕の彼に恋しちゃいました。
「…峻稀、今何してるの?
ご飯ちゃんと食べてる?」



『あぁ。前と変わんねーよ。』



「…よかった。」



峻稀が冷蔵庫に酒をとりに行った時



左肩を抱えてうずくまった。



『…ック。』



「峻稀!」



私はすぐ近寄った。



「どこか痛いの?」



『…なんでも…ねーよ。』



「肩痛いの?」



『なんでもねーって!
話ねーんなら帰れよ!』



峻稀は少し息を切らしながら



怒鳴った。
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