片腕の彼に恋しちゃいました。
「…マキ〜。来たよ。」



〈杏李ちゃん!
ちょっと座って待ってて。〉



病室に入ると、



マキのお父さんと先生がいた。



先生はマキの右足を



曲げたり伸ばしたりしていた。



〈じゃあ、もう少し
体調が良くなったら、
リハビリ始めようね。
いいですよね、大谷先生?〉



〈はい。よろしくお願いします。〉



私も「よろしくお願いします。」



と先生に言った。





マキのお父さんは、峻稀を見つけると



話しはじめた。
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