片腕の彼に恋しちゃいました。
「あのね、峻稀。
私、マキのリハビリに
付き合ってあげたいの。
マキのお父さんにも
頼まれたこともあるし…。
…いいかな?」



『そのくらい、
許可取る必要ねーだろ。
付き合ってやれよ。
俺も一緒に来る。』



〈イチャイチャ見せつけられながら
リハビリしろって言うのかよ。
やってらんねーよ!〉



「『〈はははっ〉』」



よかった。



またこうして笑える日が来るなんて



思ってもなかった…。



〈あっ、そうだ。
明日から、病室から出るの
おっけーだって。
中庭、散歩行きたいな。〉



「じゃあ、明日行こうね!」



〈やった。〉



このあとも、三人で



くだらない話しをたくさんして



今日一日が終わった。
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