片腕の彼に恋しちゃいました。
病室に帰って



峻稀と優太と公矢三人で



マキをベッドに戻した。



〈ケーキ買ってきたから食べよっ!〉



優太は私にケーキを差し出した。



「今準備するね!」



ケーキとジュースを



全員分準備して、



みんなで食べはじめた。





〈リハビリどぉ?〉



〈やってらんねーよ。
もう季節は冬だっつーのに
汗だくだぜ。
後で着替えないと。〉



マキはすっごく頑張ってる。



なのに、腕や足は



まだマキの言うことを



聞いてくれない。



マキはあとどのくらい



こんな辛い思いをすればいいの?



早く良くなって欲しい。





どんな時でも、この四人が



全員で笑ってる光景を見ることが



私は大好きだ。
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