片腕の彼に恋しちゃいました。
「マーキ!」



〈お、杏李ちゃん!…?〉



「この子、親友の神山紗雍!
優しくしてね!」



〈大谷槙斗です!よろしく!〉



〈よろしくお願いします//!〉



〈ははッ!面白い子!
杏李ちゃんに似てる!〉



「私面白い!?」



そんなマキとのやり取りを見て



紗雍はクスッと笑った。



〈笑ったね。
女の子は笑ってなきゃ。
杏李ちゃんなんか、いっつも
バカみたいに笑ってるよ!〉



「バカって何よ!」



でも、よかった。



マキのおかげで、



紗雍の緊張、解けたみたい。



そんなこんなで、



目的地の水族館に到着した。
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