片腕の彼に恋しちゃいました。
いつものように、



リハビリステーションの中を覗くと、



マキは紗雍を見つけて



手招きしていた。



「行ってきな!」



〈…うん/。〉



それからしばらく見ていると、



紗雍もマキのリハビリを



手伝っていた。



その時のマキの顔は、



今までリハビリしていた時の顔とは




全然違って、生き生きしていた。



これなら治るのも早いかも!



なんて思いながら



峻稀がいるところへ戻った。
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