片腕の彼に恋しちゃいました。
〈何してたの?〉



「何もしてない。
昨日、峻稀が
誕生日祝ってくれて、
夕食済ませたら
帰ろうと思ってたんだけど、
そのまま寝ちゃったの。」



〈それだけ?〉



「それだけだよ!
なんでそんなに疑うの?」



〈だって、あの峻稀って子、
見た目不良みたいで、
信用できない所があるのよ。〉



「峻稀を見た目で決めつけないで!
峻稀のこと、何も
わからないくせに!」



私はそう言い放ち



また家を出てしまった。





どうしよ…。



峻稀にメールしたら



来てくれるかな…。



【また家出ちゃった。】



【今行く。家の前で待ってろ。】





峻稀はすぐ駆け付けてくれた。
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