片腕の彼に恋しちゃいました。
『うち帰らなくていいのか?』



「帰りたくない。」



『じゃあ、ここにいればいい。
でも、明日はちゃんと学校行け。
もう少しで卒業だろ?』



「うん。」



『卒業したら、就職すんのか?』



「うん。」



『俺が働いてる所、来る?』



「いいの!?」



『あぁ、多分。
てか、まだ募集してたし。
言ってみる。』



「うん!」



峻稀と同じ職場に行けるかも!



早く高校卒業したい!



高校卒業したら、働いて、



峻稀と一緒に暮らしたい!



この時、私は



将来のことまで、



頭に浮かべていた。
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