片腕の彼に恋しちゃいました。
「……まぁ、今日位なら…。」



〈今日位なら?〉



「…飲んでも…いいんじゃないかな…って。」



〈マジ!?よっしゃー!
杏李ちゃんのお許しが出たところで!仕切直し!〉



マキはまたグラスに酒を入れはじめた。



『お前は飲まねーだろ?』



「え…あ。うん…。」



峻稀は冷蔵庫から



ジュースを持ってきてくれた。



「…ありがと。」



『………//。』



こうしてようやく、



私を除く四人の卒業パーティーが



始まった。
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