片腕の彼に恋しちゃいました。
何時間かして……。



マキ、優太、公矢は



酔って寝てしまった。



私と峻稀の間には



沈黙が流れていた。



『…何か飲むか?』



「…うん。」



『さっきと同じやつでいいか?』



「…うん。」



そういうと、峻稀は



また冷蔵庫から



ジュースを持ってきてくれた。



「ありがと…。」



『……あっち。』



部屋の中が、何故か蒸し暑かった。



峻稀は、窓を開けて上着を脱いだ。



……………………え……。



なんで…………。



…片腕………?



左腕……ない…………。
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