片腕の彼に恋しちゃいました。
「さっ、やろっ!」



せっかくマキ達が来てくれるのに



「間に合いませんでした。」



じゃ、済まないからな…。



私は、文化祭当日目指して



黙々と作業を続けた。





当日二日前。



「できた〜!!」



〈うわぁ〜!杏李すごっ!〉



「へへ〜!
こういう作業は得意なんだ!」



紗雍とこんな会話をしながら



私が作った喫茶店の看板を



見ていた。





明後日は文化祭。



楽しみ半分、不安半分。



ー……



そして、文化祭当日。
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