片腕の彼に恋しちゃいました。
私は前半に喫茶店の担当だった。



〈杏李ーーー!!〉



紗雍が私の名前を叫びながら



走ってきた。



「どうし〈あのね!〉」



私が言う間もなく



紗雍は話しはじめた。



〈今日、あの冴原峻稀とかが来るって本当??〉



〈峻稀はわかんない。
けど、マキ達は来ると思うよ。〉



「本当なんだ!
あのね、今の三年に
冴原峻稀に殴られた人がいるらしいんだけど、
その人、冴原峻稀と会ったら
潰してやるって言ってるらしいよ。
ちょっとヤバイんじゃ…。〉



「峻稀は来るかどうか
わかんないけどね…。〉



大丈夫かな…。



やっぱり、誘わない方が…。



その時、外が騒がしくなった。
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