片腕の彼に恋しちゃいました。
後半残り10分くらいになった時



廊下が騒がしくなった。



〈杏李ちゃん、来ちゃった!〉



「マキ!優太と公矢も!
……峻稀は?」



〈さっきのこともあるから
今日は帰るって。
ごめんね。〉



「…そっか。怪我、大丈夫かな?」



〈杏李ちゃんが手当してくれたから
大丈夫だと思うよ!
はいこれ!忘れ物!〉



「あっ!気づかなかった!
ありがと、マキ!」



〈おっ!〉



マキは救急箱を持ってきてくれた。



「何食べる?」



〈じゃあ……ケーキ三つ!〉



「はい!」



そんなマキ達を見て



〈怖い…。〉と言う人もいれば



「かっこいい!」と



騒いでる女子もいた。



そんなこんなで、無事



文化祭は幕を閉じた。
< 45 / 247 >

この作品をシェア

pagetop