片腕の彼に恋しちゃいました。
〈俺達校門にいるから!
帰り送ってくよ!〉



「わかった!」



マキ達が教室を出た瞬間



クラスメートが私に近づいてきて



〈鮎川さんって、
あんな人達と友達なの?〉



〈杏李〜!
槙斗さん、紹介して〜!〉



とかとか………。



いろいろ責められたわけで…。




帰りのホームルームが終わって



すぐに教室を出た。



「お待たせ!」



〈お帰り!帰ろっか!〉



帰りもマキ達と話しをしながら



歩みを進めた。



その時、ふと峻稀のことが気になった。



………左腕…。



マキ達ならわかるよね…。



と思って、マキに聞いてみた。



「マキ……、あのね。」



〈なに?〉



「…峻稀の、………左腕って…」
< 46 / 247 >

この作品をシェア

pagetop