片腕の彼に恋しちゃいました。
〈乗って!〉



「え…。」



〈背中!早く!〉



言われるがままに



その男の背中に乗った。



〈ちゃんと捕まっててね!
行くよ!〉



男は全力で走ってくれた。



他の二人の男は



私が落ちないように



後ろから支えてくれた。



この人の背中、落ち着く…。



なんか…意識が……。



私はそのまま眠ってしまった。
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