片腕の彼に恋しちゃいました。
次の日の夜。



「何着て行こうかな〜。」



明日着ていく服を



一時間も選んでいた。



〈杏李!何時まで服選んでるの!
早く寝なさい!〉



「は〜い…。
お母さんはどっちがいいと思う?
こっちとこっち。」



〈ん〜…。こっちで
いいんじゃない。
何処に着ていくの?〉



「明日峻稀の家で
クリスマスパーティーやるんだ!
私が準備するの!」



〈そう。いいけど、
あんまり悪いことしないでね。〉



「悪いことなんてしてないよ!」



〈はいはい。早く寝なさい。
明日出かけるならなおさらね。〉



「うん!」



私は明日が待ち遠しくて



眠れなかった。
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