片腕の彼に恋しちゃいました。
〈ごめんね。俺達のせいで…。
女の子に怪我させるなんて…。〉



「大丈夫です。このくらい。」



〈本当ごめん。
君、名前何っていうの?〉



「鮎川杏李です。あなたは?」



〈杏李ちゃんか!
俺は大谷槙斗(マキト)!
マキでいいよ!
杏李ちゃん、高校生だよね?
何年?〉



「まだ一年です。」



〈じゃあ、俺らのほうが年上だね!
高三だから!でも歳は19だよ!
留年ってやつ!俺ら全員ね!〉



そんな自慢げに言われても…。



そんな話をしていると



病室に先生が入ってきた。
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