片腕の彼に恋しちゃいました。
七月。



最近、峻稀が正社員として



ちゃんと働きだした。



一週間ほど会えていなかった峻稀が



今日は学校に迎えに来てくれる。



私が校門に行くと、



峻稀はもう待っていた。



「お待たせ!」



『おせーよ。』



ちょっとふて腐れてる?



「あれ?髪黒くなってる!」



『黒くしろって言われた。』



「…金髪の峻稀のほうがいいな。」



『しょうがねーだろ。
休みになったらまた染めるよ。』



「やったー!!」



私達は手を繋いで帰った。



そういえば…。



七月七日って、峻稀の誕生日だ。(七夕?)



私はさりげなく



峻稀の欲しいものを聞いた。
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