片腕の彼に恋しちゃいました。
「どっちにしよう…。」



ネックレスを買うことは決まったけど、



どっちのネックレスにするかを



悩んでいた。



〈杏李?〉



「…紗雍!」



〈何してるの?〉



「そっちこそ!」



〈私はね〜!
彼氏の誕生日が明日なんだ〜!
だから、プレゼント買いに来た!〉



「そうなんだ!」



紗雍の彼氏は、学校一のイケメンだ。



紗雍だもんなー。



〈杏李は?〉



「私は…峻稀のプレゼント…。」



〈峻稀…。……って!
あの冴原峻稀!
杏李、あの人と付き合ってたの!?〉



「…うん/。」



〈すごっ!そうだったんだ!
大丈夫なの?〉



「何が?」



〈その………。
暴力奮われたり…とか。〉
< 89 / 247 >

この作品をシェア

pagetop