片腕の彼に恋しちゃいました。
帰り道。



あの冴原峻稀という人が



気になっていた。



「マキさん…」



〈マキでいいって。〉



「…マキ…。
あの冴原峻稀って人は?」



〈あぁ。峻稀は帰ったよ。
俺らのせいで
杏李ちゃんが怪我したっていうのにね。
峻稀がどうかした?〉



「いや…別に。」



〈もしかして杏李ちゃん、
峻稀に一目惚れした?
まぁ、かっこいいもんな〜峻稀。
憧れるよ。〉



「まだ顔ちゃんと見てないですし。」



〈そぅ。今度遊びに来なよ。
アド教えて!
予定合う日あったら
迎えに来るからさ!〉



まだ会ったばっかだし…。



でも、冴原峻稀って人に



会ってみたいな…。
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