片腕の彼に恋しちゃいました。
「それは絶対無いよ!
峻稀は私のこと、
ちゃんと思ってくれてるし。
すっごく優しくしてくれるし。」



〈そっか!ならいいや!
プレゼント選ぼっ!〉



「うん!」



私達はプレゼントを買って、



店の前でわかれた。



………ザーーー…



「雨降ってきちゃった…。」



雨の中、走って帰ろうとした時



私の周りだけ、雨が止んだ。



「…マキ。」



〈杏李ちゃん、風邪引いちゃうよ。〉



マキはそのまま、



私を家まで送ってくれた。



〈じゃあね、杏李ちゃん!〉



「うん!」



……バシャンッ…



「……マキ………。マキ!
マキ!しっかりして!マキ!」



マキが倒れた………。



私は家の中にマキを運んで



峻稀に電話をした。
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