Plastic.
花火を片して、家路に着く。


電車の中、明も、麻子も眠ってしまった。


「あゆも寝ていいよ」


気を遣ってか、雅司が言ってくれるけど、


「雅司だけ起きてて貰うとか悪いよ」


なんて、嘘。


勿体なくて寝てなんかいられないよ。


「んじゃ俺寝ていい?」


「ちょっと~!」


なんて、またじゃれ合える事が嬉しい。





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