Plastic.
『何してる?』


その一文だけの、メール。


瞬間、


気分が落ちた。


雅司からこんなメール、おかしい。


彼女に送るメールと間違ったんだな、


そう、思った。


日曜の朝から、見事に気分を滅入らせてくれたもんだ。


『誰かと間違ってませんかー?』


意地悪に返信をする。


・・・彼女と間違うなんて酷い。


そう思いながら、まだ頭は回転しきれていない。


布団を頭から被って、二度寝に移行する。




ブルルッブルルッ


すぐさま、返信だ。


平謝りに違いない。




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