Plastic.
HAZEは、あたしとさっくんが大好きなロックバンド。


知り合った当初にお互い好きって解って、これまた意気投合。


一気に仲良くなった。


ビジュアルももちろん、曲も激しいんだけどメロディアスだったり、


歌詞も切なく心に響いて、良いバンドなのだ。


「アルバムもう出てたんだ」


言いながら手を伸ばすと、


ひょいっ


雅司が手を引っ込める。


「ちょっと~!!貸してくれるんじゃないの?」


むくれてそう言うとさっくんはニヤニヤ笑う。


「どうしよっかな~」


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