Plastic.
「あっあゆー、


数学のノート貸して」


こんな所までいつも通りだ。


「えータダじゃ貸せませんなぁ」


こんなノリも。


「はいはい。


んじゃジュース1本ね。


何が良い?」


「じゃあねぇミルクティー」


あたしが言うとすぐ様席を立つ。


「あと5分でチャイム鳴るよ??」


時計を確認して伝えるけど、


「余裕」


笑顔で教室を出て行く。


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