終わりの時、そして始まりの時
ある日の夜、仕事中の俺の携帯が突然鳴った。

着信者の名前には彼女が、たまに電話で話をすることはあったがこんな時間にと思いながらも俺は電話にでた。

「もしもし、どうしました?」

「・・・・・・」

無言ではあったが、泣いていることだけは分かった

「どうした?何かあった?」

少し間が空いて

「迎えに来て下さい・・・」と言う一言が俺の耳に届いてきた。

俺は何も考えず彼女を迎えに車を走らせた。

彼女の元に行くまで20分ほど時間だったが俺にはその時間がもの凄く長く感じた。

やっと見つけた彼女の姿を見た瞬間


俺は何も考えずに彼女を抱きしめた。
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