ミルクティーな彼。
◎Prologue.
"ミルクティー"
市販の、よくあるペットボトルに入ってるそれを飲んでいた時、
「そんなん邪道だ!」
と、紅茶好きのいとこに煩く言われ、
茶葉で淹れたものを飲むようになった。
甘いけど、少し後味が酸っぱかったり、
少し苦かったり。
そんな曖昧な飲み物、私は嫌いだった。
そんな不思議な味、苦手だった。
あなたと出会うまでは…。