ミルクティーな彼。
はぁ?
『あなたの事なんて、知ってるわけないでしょう。 今会ったばかりなんだから。』
「へぇ…。そう。 …俺は島居奏汰(シマイ カナタ)。この高校の2年2組。君は?」
やっぱり先輩だったんだ…。
『私は1年3組の弘瀬はづきといいます。』
そう言って軽くお辞儀をすると、「君があの…。」と言っていたから、何かと思い顔を上げる。
『私がどうかしましたか?』
「べつに。気にしないで。」
そう言って笑う先輩。
胡散臭い笑顔…。
私はこうゆうタイプの人が嫌いだ。
『では先輩、私はここで失礼します。』
お昼寝もできないし、ここにいる理由がない。
そう言って立ち去ろうとした私。