3週間の激恋
「秋風大学なんや。でさ、なんなんあの人。」
「はっ?」
「キム、なんなんっちなんなん。意味分からんし。」
「「ハハハッ。」」
「えーっと、やけん。何しに来たん。」
「はっ?教育実習、勉強しに来たにきまっちょんやろうが。」
「何のために?」
「キム、教師になるためにきまっちょんやん。」
「あー、そっか。それっち、選ばれるん?」
「何が?」
「この、教育実習っち。」
「いや、自分で希望してするんやったと思う。」
「青義中学に来たいっち?」
「うん。」
「へぇ~。じゃぁ、先生になりたいん?」
「そりゃそうやわ。大学でも理学部にはいっちょんけん。」
「じゃぁ、先生と同じ理科の先生になりたいんや。変わった人もおるもんやなぁ~。理科の先生になりたいなんか。」
「はいっ。時間やけん席に着いてー。」
「はーい。」
朝、菊池先生を呼んで色んな話を聞いた。
あたしは“秋風大学”っていう大学があるのは良く知ってる。
だけど、頭がいいか悪いかは分からない。
だけど、あたしの周りにいた友達は、みんな「秋風大学の人。」そう聞くと、「えぇー!」みたいな反応だった。
私だけ「へぇー。」みたいな。
「じゃぁ、連絡は・・・戸川先生。」
今日は菊池先生が連絡をするんじゃなくて、戸川先生がするんだ。
あの高くて小さい声をもう1度聞きたいとは思ってたから、何となく嬉しかった。
「今日の連絡は・・・。」
先生が喋り出すと、和真が「フゥー」と茶化し始める。
あたしが先生の顔を見ると、いつもの照れた顔をしていた。
あたしはまた、また、その顔にキュンッとなった。
「うるせぇ、和真。」
菊池先生も笑いながら注意する。
戸川先生は静かになると、気を取り直してもう1度話始めた。
「今日の連絡は。」
連絡なんて聞いてない。
先生の声だけがあたしの耳を通っていた。
先生の声が聞こえると、心臓がドキドキ、高鳴っていく。
「終わります。」
戸川先生の一言で委員長が挨拶をする。
「はっ?」
「キム、なんなんっちなんなん。意味分からんし。」
「「ハハハッ。」」
「えーっと、やけん。何しに来たん。」
「はっ?教育実習、勉強しに来たにきまっちょんやろうが。」
「何のために?」
「キム、教師になるためにきまっちょんやん。」
「あー、そっか。それっち、選ばれるん?」
「何が?」
「この、教育実習っち。」
「いや、自分で希望してするんやったと思う。」
「青義中学に来たいっち?」
「うん。」
「へぇ~。じゃぁ、先生になりたいん?」
「そりゃそうやわ。大学でも理学部にはいっちょんけん。」
「じゃぁ、先生と同じ理科の先生になりたいんや。変わった人もおるもんやなぁ~。理科の先生になりたいなんか。」
「はいっ。時間やけん席に着いてー。」
「はーい。」
朝、菊池先生を呼んで色んな話を聞いた。
あたしは“秋風大学”っていう大学があるのは良く知ってる。
だけど、頭がいいか悪いかは分からない。
だけど、あたしの周りにいた友達は、みんな「秋風大学の人。」そう聞くと、「えぇー!」みたいな反応だった。
私だけ「へぇー。」みたいな。
「じゃぁ、連絡は・・・戸川先生。」
今日は菊池先生が連絡をするんじゃなくて、戸川先生がするんだ。
あの高くて小さい声をもう1度聞きたいとは思ってたから、何となく嬉しかった。
「今日の連絡は・・・。」
先生が喋り出すと、和真が「フゥー」と茶化し始める。
あたしが先生の顔を見ると、いつもの照れた顔をしていた。
あたしはまた、また、その顔にキュンッとなった。
「うるせぇ、和真。」
菊池先生も笑いながら注意する。
戸川先生は静かになると、気を取り直してもう1度話始めた。
「今日の連絡は。」
連絡なんて聞いてない。
先生の声だけがあたしの耳を通っていた。
先生の声が聞こえると、心臓がドキドキ、高鳴っていく。
「終わります。」
戸川先生の一言で委員長が挨拶をする。