眠り姫~sleeping ready~
ぎぃ…

扉をあけると暖かい風が二人を包み中から光がこぼれた
そして、目が光に慣れはじめた時、ヒラヒラと、舞う物が見えた

「カーテン?いや…ベットになにか…」

「…?」


ヒラヒラとベットにあるカーテンが風で揺れている

人影らしいものがうっすらと見える


「シゼル…あれを何に見える…俺には人が寝てるように見えるが…」

「陛下…私も同じように見えています」


2人はゆっくりと近づく

レイは警戒心からか手が自然に腰にある剣に行く


シャーッ…

「これは…」

「少女が寝ている…」


ベットにいたのは髪が白に近い金髪をしていて、真っ白い肌に長いまつげを落として眠っている少女


手にはあの紫色の薔薇が握られている
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