眠り姫~sleeping ready~
「別に…」


避けてる訳じゃないのよ…
とは言えなかった
現に避けているから


シゼル様に忠告を受けているんだもの…
守らなければいけないわ


「そうですか…」


車椅子に座ったヴァイオレットを押しながら庭に出る支度をした


コンコン…

「誰か来たわ?」


コンコン…コンコン

何度も何度もノックを繰り返していた


「あっ、はい!

今いきます!」



全くせっかちな人ですね…

「はい…

どちら様で……」


シーラは驚いた

扉を開ければそこには話題に出ていた


「陛下…」


レイがいた
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