眠り姫~sleeping ready~
目を瞑り、ヴァイオレットは涙を流した


「なぁヴァイオレット…

昔は昔だ。今はだれも言わない、いや俺が言わせない

ヴァイオレット俺が守るよ…」


レイは握りしめられた手にそっと手を重ねてヴァイオレットの手を包む


「だから俺が逢いたいときは素直に顔を出すんだ。

わかったか?」


レイは真っ直ぐにヴァイオレットを見つめてくる


「………わかりました」


素直に頷いた


それに安堵したのか、レイは頬を緩ませて笑っい


「キャッ!!」


「ありがとう!ヴァイオレット」

抱きついた
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