眠り姫~sleeping ready~
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シーラはびっくりしていた

先程の光景が余りにも衝撃的だったからだ


――陛下が抱きついていた…

陛下が女性に自ら抱きつくなどあり得なかった

女性が抱きつくならともかく、ヴァイオレット様に自ら…


「もしかしたら陛下は…会えなかったことにたいして…


嫉妬した…?」


そんなことが頭を霞めた



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レイはまた明日

といい部屋を出た

「はぁ…」


何故か部屋にはヴァイオレットの深いためいきが巡った
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