眠り姫~sleeping ready~
「目をあけたぞ…シゼル」

レイはシゼルを呼んだ

少女は何回か瞬きをしたあとにまた誰かの名前を呼んだ


「ユウリ様…」

「おい…誰を呼んでるんだ?」

また瞬きを数回…

「やっぱり、ユウリ様…私を迎えにきてきださったのですね…」


レイの頬を撫でる少女
嬉しそうな顔をして笑っている

「お、おい…」

「私は…おまちしていま…した…」


ニコッと笑い
また眠りについた…こんどは規則正しく息をしているのがわかる


「シゼル城へつれていくぞ。」

「正気ですか!?得たいの知れない少女をつれてかえるのですか!?」


シゼルがよこで忠告をしていたがレイはすでに少女を抱き抱えていた


「陛下!」

「うるさい。さっさと出るぞ」
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