眠り姫~sleeping ready~
※※※※※

「おかしいですね…本当にただ眠っているだけとは…」


「だから言ったろ!?」


火花をちらしながら少女を見ていた


「ただ…かなりの年数眠っていますね…だから…」


ジキル医師は思った

――いったい何歳なんでしょう…!?あり得ない数値が出てはいますね


「取りあえずは陛下には報告しましょう」


ジキル医師は陛下の元へ向かった


※※※※※


―コンコンコン…

重く分厚いドアにノックが鳴る

「入れ」

「失礼します」

そこはレイの書斎
シゼルとともに資料を集めていた

「どうだ?」


「はい、大体はわかりました」


話しているのはハイド博士ではなく、ジキル医師

「少女は少したてば目を覚ますかと。ただ…もしかしたら下半身がしばらくは動かないかと…」


「なぜだ?」


資料を見ていた目がジキル医師に向けられる


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