眠り姫~sleeping ready~
あれから一週間…


「目を覚ましたぞ…陛下を至急お呼びしてください」

1つの客間からざわつきがあった

謎の少女が目を開けた


「私が解りますか…?!…これは珍しい…紫色の瞳とは…」


彼女はジキル医師をまぢまちと見ていた


「私は…」

「声は出ますね。体温も大丈夫…あとは…」


ジキル医師は黙々と診察をしていく


――いったい私は…どうしたのかしら…ユウリ様はいないのかしら…


「あ、あのっ…」


―コンコンコン…

軽くドアがノックされ言葉をさえぎった


「陛下!!お待ちしていました。目を覚ましました」


ジキル医師は嬉しそうに陛下に報告した
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