眠り姫~sleeping ready~
シゼルは一度言いはじめたら止まらない

たぶんまた…

「若い陛下は何をやってる、なんて言われたら…どうするっ…ぁっ!陛下どこに行くんですか!?」


レイはうんざりして椅子から立ち上がり出ていく


「自室だ」


口うるさい付き人にこりごりだった


※※※※※※※※※※※※※


ヴァイオレットは眠っていた
涙を流した頬は涙のあとが消えていなかった


―コンコン
ヴァイオレットしかいない部屋にノックが響いた


「失礼します…」


遠慮がちに声を出す女性


「寝ていましたか…またあとで挨拶をしましょう」


眠りにつくヴァイオレットに挨拶をした



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