眠り姫~sleeping ready~
「そうですね…私より下には見えますね…23とかでじょうか?」


――23歳か…
私はいちおそうは見えているのね…鏡をみていないから…顔がわからないし


「シーラさんは私の事をしっていますか?」


「ヴァイオレット様の事をですか?」


車椅子に押されながらヴァイオレットはうつむく


「陛下が…お連れになった。くらいですかね…」

――やっぱり知らないのね…


「そうですか…陛下は何も言いませんでしたか?」


「えぇ…とくには…どうかいたしましたか?」


ヴァイオレットはそれ以上言わなかった

自分から言う勇気がなかった。私は300年間眠っていたと…


言えばきっと恐れられてしまうと…


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