眠り姫~sleeping ready~
翌日…


「陛下。お約束の品をお持ちいたしましたよ」


服を整えて出掛ける支度をしていたレイの後ろから声がかかった


「ハイド博士か…早いな」

「陛下の頼みでありますから」


ハイド博士は白衣をピシッと着こなし若いのにもかかわらず白髪でモテる顔立ちをしている


「ありがとう。ではシゼルいくぞ」

「はい」


シゼルはレイの後をおう


レイは一国の王らしくビシッと服を着こなし綺麗な顔をよりいっそう際立てさせていた

「陛下。お願いがあります。」


「お願い?」


いざ向かおうとする足を止めたのはハイド博士

「陛下は見たことがありますか?あの塔に咲く薔薇を」


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