眠り姫~sleeping ready~
「陛下…まさかとはおもいますが、娘の所へいくつもりですか?」


シゼルはレイをジッと見ていた。かすかに揺れるレイの瞳

部屋の侍女たちはシゼルとレイをハラハラしながら見ていた

レイはスッとまた動きソファーに座り時計をまた見ていた

「娘じゃない。ヴァイオレットだ」


「どっちでもいいです!」

ピリピリしたシゼルをみたがら大体言いたいことは分かっていた


「ヴァイオレットに会いに行く」

「いけません。レイラ様の事を優先してください」


――レイラ、レイラと…全くうるさい

いい加減にさせなきゃな


「レイラも後で顔を見に行く、なぁいい加減どけよ」

「いいえ!話はまだ終わっていません」


シゼルは頑として退こうとはしない

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