眠り姫~sleeping ready~
レイラは驚いて紅茶を飲むのを止めた

「一緒に…ですか?」


「あぁ…」


「行きます!行きますわ!」


小さい体を跳ねさせて喜ぶレイラ

あまりにも喜ぶのでレイは驚いていた


「早急に支度をいたします!ナナリ!急ぐわよ」


レイの前を通りすぎていくレイラ

…そんなに嬉しいものか?

レイは不思議そうに光景を見ていた


「俺も支度がある。失礼する…レイラまた明日迎えに来る」


「はい!」


レイラは満面の笑みでレイを送り出した


―バタン


「はぁぁ…」


重いため息が廊下に広がった

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