眠り姫~sleeping ready~
シーラはずっと端に立ち会話を聞いていた。

――ヴァイオレット様…


ほんとに?
と、疑問が浮かぶシーラだった


「なら良いのです。陛下にはれっきとした妃がいます。貴方がどう想うかはかってですが、妃様が不快感になられてますので」


―妃様が…

ヴァイオレットはギュッと手を握りしめて涙を我慢した

チクリ…

ヴァイオレットは胸が痛かった


「わかりました」


「私から陛下にはあまり関わらないよう伝えますので、貴方も早く足を直し城を出てください」


チクリ…
また胸が痛む

シゼルのいっていることがどこか…誰かににていた

―この感じ前にもあったわ…ユウリ様が…


「はぁ…わかりましたね?」


「はい…」


小さく返事を返す


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