眠り姫~sleeping ready~
「中にはなにかあるのか?」

「わかりません」

塔の中に入り辺りを見渡す
たいして何もない

しかし…

「陛下!こちらへ…みてください…」

シゼルは奥にある階段を指差した

「階段か…二階にもいってみるか」

レイとシゼルは一段一段みあげながら登っていく


そして…見えてきたのは扉
「これは…」

「ぁあ…王家の紋章だ。なにか保管してあるのか?」

扉にはレイの王家に伝わる紋章がきざみこまれ、またその下に薄く刻まれた文字がある


「なんだ?……ヴァイオレット…って」

「さぁ…とにかく開けてみましょう」


シゼルは重い扉を力いっぱあ押す



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