図書室とタオルケット
職員室に行くと、すべての先生が私をいつもより冷たい目で見ていた。
「佐伯先生?」
私はいつもとは違うオーラに少し戸惑った。
「おはよう、野々宮」
佐伯先生はいつもよりも機嫌が良さそうだった。
「なんだよ。気持ち悪い」
今日は朝から何もかもがおかしい。
なぜこんなにも胸がざわつくのだろう。
「お前、昨日の放課後どこで何してた?」
先生の表情が一瞬で曇るのが分かった。
「はぁ!?」
「だから、放課後何やってた?」
さっきよりも強い口調だった。
「放課後は図書室にいた」