図書室とタオルケット
私はこのイライラをどう発散すればいいのか分からずに、ただ必死に堪えることしか出来なかった。
こんな時、誰か隣で笑ってくれたらどんなに楽なんだろう。
私は空になったたばこのケースを握りつぶすと、また新しいたばこを出して火をつけた。
たばこの煙がフワフワ図書室を彷徨っていた。
それはまるで、『私はここに相応しくない。自分に似合う場所に行きたい』
そう言っているみたいだった。
まるで今の私だった。
「とりあえず一科目くらいは終わらせてさっさと帰ろうっと」
私は課題に取りかかった。
課題をやっていると窓から暖かい風が入ってきた。ポカポカ♪日和だ。
あぁ〜睡魔がぁぁぁ。