図書室とタオルケット

俺は溢れだしそうな涙をグッと堪えた。
それでも堪え切れずに涙が溢れた。

この子の寝顔を見ると心なしか素直に泣けた気がした。


俺は一時その子を眺めていた。

フッと時計を見るとあと10分で職員会議の始まる時間だった。
「やべっ遅れるっ」
俺は、慌ててカバンからタオルケットをだし、女の子にかけてから図書室を後にした。


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